最新の虫歯治療 3Mix-MP法
3Mix-MP法について
3Mix-MP法;通称「スリーミックス法」という治療法。これは、病巣を取り除かずに殺菌して自然修復を促すのが特徴です。軟化象牙質や感染した歯髄もできるだけ温存します。代わりに3種混合抗菌剤を調合して虫歯の穴におき、そのまま穴をふさぎます。こうするだけで、抗菌剤が歯の隅々まで浸透して歯髄を含む歯全体を無菌化してくれます。また、軟化象牙質もカルシウムが沈着するなどして再び硬くなってくれます。非常に画期的なこの方法も、あまりにも従来の治療法と異なるため、初めて学会で発表されたときは、「これまでの歯科治療を無視するものだ」と批判されましたが、今ではこの方法を取り入れている歯科医も徐々に増えているようです。古いパラダイムが新しいパラダイムに変わるときはいつでも苦痛が伴うものなんですね。
3Mix法「3Mix(3種混合薬剤)を使った従来法」と3Mix-MP法は異なります。
最近、「3Mix-MP法」を行っていると名乗って、本来の治療とは異なる治療法を行っている歯科医院が見うけられる様になりました。
私ども「もりや歯科医院」が正式な3Mix-MP法をおすすめしているのは、患者様の安心と信頼を得ることを最も重要と考えているからです。
歯科医院をお選びになられる際に、くれぐれも注意されることをおすすめいたします。
内科的歯科治療
細菌が原因でおこる病気を感染症と言います。感染症を治す原理は、病原菌を排除することです。病原菌がいなくなると、身体は自分の力で治ります。これを、「病巣無菌化組織修復療法」とよびます。虫歯をはじめとする主な歯科疾患は細菌による感染症です。 なるべく歯を削らず、薬で治しましょう。3種類の抗生物質を歯につめるだけです。 虫歯をできるだけ削らずに薬で治すメカニズム 虫歯の病原菌を薬で殺菌することにより、虫歯を治す方法を今までに聞いたことがありますか? 今まで、虫歯の病原菌を殺菌できる薬は発見されませんでした。15年ほど前に、新潟大学でその病原菌の正体がつきとめられ、その後完全に殺菌できる3種混合薬剤が発見されたのです。 これらの薬品は、それぞれ内服薬として厚生省で認可されている安全な薬です。虫歯治療に非常に有効なこのスリーミックス法ですが、実際は、正式なやり方と離れた亜流で行われていることが多いようです。
抗生物質を使うことが不安ですか?
●使う量は、1錠の100分の1ほどのごくわずかな量です。
●完全に殺菌できるので、耐性菌が生まれにくいです。
●血液に入ることはないので副作用の心配がありません。
内科的歯科治療(病巣無菌化組織修復療法)だと何が得するの?
●麻酔をしなくてもできる場合が多い。つまり痛くない治療が可能です。
●歯を削る量が極端に少ないです。
●多くの場合、歯の神経(歯髄)を助けられます。
●従来の治療法に比べ、歯を長持ちさせられます。
また、従来の治療法では抜かずに残すのが難しいとされるような失活歯(神経が死んでしまい、細菌感染により痛みや腫れをもつ歯)の治療にも、このスリーミックス法は非常に有効で、今までは抜歯だといわれたような歯についても大部分が助けられるようになりました。
3Mix-MP法に関するご質問
3Mix-MP法に関するご質問の中で特に多いものをここで紹介させていただきます。一部報道による誤解がとても多いようです。
Q. 3Mix-MP法は削らない?
A. よく報道では「削らない」治療法と謳われていますが、ペーストによる無菌化を促すためには密閉がカギになってきます。その密閉性を高めるためには多くの場合、歯の表面を削ることが必要になります。
しかし、歯を削る量が従来に比べて少なく済む可能性はあります。そういう意味で、 「削らない」と言っているのかもしれません。「この方法は完璧です。」とか、診査もしていない時点で「絶対に削る必要はない」と言う歯科医師はいるのかもしれませんが、私には理解できません。
いずれにせよ、「どんな虫歯でも、3Mix-MP法では全く歯を削ることはありません!」と無責任に言い切ってしまうことは私にはできません。どんな場合でも完全なものなどありませんから。
きちんとした診断をもとに、患者さんに提供できる治療法の選択肢のそれぞれ長所と短所をきちんと説明することが私の患者さんに対するモットーです。
Q. 3Mix-MP法は痛くない?
A. 3Mix-MP法は「削らない」「痛くない」治療方法だと言われていますが、 これも虫歯の状態によってかなり隔たりがあります。
実際、3Mix-MP法を取り入れている歯科医の中には、「薬で治しますので、痛くない、削らない、抜かない治療が可能です。」 と高らかに謳っている人もいます。
でもすでに痛みを感じている歯を少なからず削らなければならない場合、当然痛みは起こり得ます。もちろん、事前に麻酔をしますので治療自体が痛いわけではありませんが。
虫歯の程度も軽く、全く削らなくてもよいという場合は「痛くない」が該当するかもしれませんが、虫歯の状態を無視して、「絶対に痛くない」とは言い切れません。
Q. 3Mix-MP法は歯を抜かない?
A. 従来なら即抜歯しなければいけないとされていたレベルの歯でも抜歯しないですむ可能性が広がったということは言えると思います。しかし、これも様々なケースがあり、歯がぐらぐらしてる場合、歯根が割れてしまった場合などは適用が望めないことが多いのです。
「歯を抜く」と簡単に決定づけるのではなく、「もしかして抜かなくても良いかもしれない」とひとつ選択肢の幅が広がったということは歯科治療を受ける側としては、つい期待してしまうのも無理はありません。
これは、抜歯だけではなく、抜髄適用とされてきたケースに関しても同様に歯髄保存の可能性を期待することができるようになりました。
いずれにしても、昨今の3Mix-MP法に関する報道はかなりオーバーに報道されていると実感しており、当院としても困惑しているのが実情です。
※最近、お電話にて3Mix-MP法について質問される方が多いのですが、かなり長時間にわたりご質問される方がおり、正直なところスタッフ共々大変困っております。
こちらとしては、状況も把握せずにその歯が救えるのかどうかは診断できません。
もちろん、診察を受けていただいた上であれば詳しくお話しできますので、今後は勝手ながらお電話での3Mix-MP法に関するご質問に対しては回答を遠慮させていただき、E-mailによるご質問に限り回答させていただきたいと思います。どうぞご了承下さい。
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