本日、午後の診療開始は15:30となります。
本日、歯科医師会のため午後の診療開始は15:30からとさせていただきます。
まことに恐れ入りますが、ご理解とご協力お願いいたします。
院長 守谷 洋
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院長 守谷 洋
王子の歯医者、もりや歯科医院のブログです。
今年もボジョレー・ヌーヴォーが解禁になりました。お酒を飲む方もそうでない方も、季節を感じる話題ですよね。
ワインは軽く口に含むようにして、香りを楽しむのが正しい飲み方です。しかしワインは歯への影響力が強く、気を付けて飲まないと歯が溶けて弱りやすくなってしまいます。
今回は、ワインと歯の健康について詳しく見ていきましょう。歯を守りながらワインなどの嗜好品を楽しむ方法もご紹介します。
============目次============
虫歯でないのに歯が溶ける「酸蝕症」(さんしょくしょう)について
注意!ワインは強酸性の飲み物です
歯を守りながらワインを楽しむポイント
ワインとチーズをセットで口にする
ワインの後は時間をおいてから歯みがきをする
まとめ
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甘いものを食べすぎると虫歯になって歯が弱るのはご存知と思いますが、甘いものを摂っていなくても、お口の中が酸性に傾くことで歯が弱ります。
歯にとって健康的なのは、お口の中がpH7.0前後の中性の状態です。しかし食べ物や飲み物がお口の中に入ると、pHが酸性に傾きます。
pHが5.5以下になるとカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出し、歯の表面のエナメル質が溶けていきます。(これを脱灰といいます。)
通常ですと唾液が30分以上かけて口内を中和してくれますので、唾液がよく分泌されていればそれほど歯にダメージを与えることはありません。
しかし酸性の状態が長時間続いたり、頻繁に飲食したりすると、唾液の力で回復しきれなくなり、口内が酸性に傾いてしまいます。
こうした状態を放っておくと、知覚過敏になったり、むし歯が一気に進行したり、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。このような症状を「酸触症(さんしょくしょう)」といいます。
醸造方法や原料となるぶどうなどによって変化しますが、ワインのpHは約2〜4あり、かなりの酸性です。
普段からたくさんのワインを口にするソムリエは、試飲会などで長時間たくさんのワインをテイスティングすると、歯のエナメル質が溶けて、歯がしみたり、ズキズキ痛んだりすることもあるそうです。
ワインを飲む前後にアルカリ性の食品を摂るとお口の中が中和され、歯への影響が少なくなります。代表的な食品はアルカリ性のチーズです。チーズに含まれるカルシウムにより歯の表面に保護膜ができることも、歯の保護に効果的です。
テイスティングの後は酸で歯がダメージを受けやすいので、ワイン直後の歯みがきは歯に傷を付けてしまう可能性があります。
飲んだ後すぐはうがいだけにして、30分~1時間後に歯磨きすることをおすすめします。
ワインは健康に良い一方、歯の健康に悪い一面もあります。歯に与える悪影響を少なくできるように、ポイントを押さえて上手に付き合いましょうね。
ワインを飲む機会が多い方は、フッ化物が入った歯磨き粉等を使用して歯を強くするほかに、歯の定期検診を忘れないよう意識しましょう。
もりや歯科医院では、状態に合わせたアドバイスをさせていただきます。いつでもご相談ください。
11月15日(水)は、講演会出席のため最終受付を17:30とさせていただきます。
まことに恐れ入りますが、ご理解とご協力お願いいたします。
院長 守谷 洋
11月4日(土)は、学会出席のため休診とさせていただきます。
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院長 守谷 洋