『オーラルフレイル』を知っていますか?
毎日暑い日が続きますね。みなさま夏バテ、熱中症など大丈夫でしょうか?
今、北区では歯周病・口腔機能維持向上健診を実施しているところですが、対象の方はもう受診されましたか?
今日は、口腔機能、オーラルフレイルについて少しお話していきます。
もしかしたら聞いたことがあるかたもいるかもしれません。
『オーラルフレイル』とは何なのでしょうか?
口腔機能の低下は、健康な状態から突然起きるわけではなく、お口の機能のささいな衰えがまずみられ、徐々に進行していきます。
その”ささいな衰え”のことを、オーラルフレイルと呼びます。
お口のささいな衰えとは、歯の本数や噛みにくさ、むせるなどがありますが、チェックリストがあるのでやってみましょう!
□ ご自身の歯は19本以下だ。
□ 半年前と比べ、固いものが食べにくくなった。
□ お茶や汁物でむせることがある。
□ 口の渇きが気になる。
□ 普段の会話で、言葉をはっきりと発音できないことがある。
いかがでしたか?
この5つのうち、2つ以上当てはまったかたは、オーラルフレイルになっています。
このオーラルフレイルを放っておくと口腔機能の低下につながり、誤嚥などのリスクも高まります。
特に高齢の方では、誤嚥性肺炎にも注意が必要です。
「食べる」という行為は、歯だけではなくお口周りの筋肉や喉の筋肉が必要です。
いつまでも元気に、美味しく食事を楽しむために
・食事の中の一品は噛み応えのあるものや繊維質の多い野菜などを取り入れる。
・カラオケなど声を出す機会を楽しむ
・唾液腺のマッサージ
など、日常生活の中で、「お口を使う」ということを意識することが大切なのです。
もしも気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。